【セキュアSAMBAユースケース13】
在宅勤務は認めつつ、私物のPCからは使わせない、デバイス認証とIPアドレス制限の使い分け

こんな課題ありませんか?
「クラウドにすると、どこからでも入れてしまうのが不安」
「在宅勤務は認めたいが、私物のPCからは使わせたくない」
「退職者が自宅から入れる状態になっていないか心配」
クラウドの利点である「どこからでも使える」は、そのまま不安の裏返しでもあります。セキュアSAMBA には、利用できる場所と端末を絞る2つの機能があります。
目次[非表示]
- 1.2つの機能の違い
- 2.IPアドレス制限:場所で絞る
- 3.デバイス認証:端末で絞る
- 3.1.流れ
- 3.2.導入前に必ず知っておくこと
- 4.組み合わせ方
- 5.まとめ
2つの機能の違い
| IPアドレス制限 | デバイス認証 | |
|---|---|---|
| 絞るもの | アクセス元の場所(回線) | 使う端末 |
| 向いている運用 | 社内からのみ利用させたい | 在宅も認めるが、会社が承認した端末だけにしたい |
| 設定できる人 | オーナーのみ | 承認するのはアカウントオーナー |
| プラン | 全プラン | ビジネス / エンタープライズ / Chatworkユーザー特別プラン |

管理画面の[設定]の「セキュリティ」に、[IPアドレス制限]と[デバイス認証]があります。
「社内だけ」で足りるなら IP アドレス制限、在宅勤務を認めるならデバイス認証、と考えると選びやすくなります。
IPアドレス制限:場所で絞る
許可する IP アドレスを登録すると、そこ以外からはアクセスできなくなります。IPv4・IPv6 のどちらも設定でき、CIDR 形式(例:192.0.2.0/24)で範囲指定もできます。「本社」「大阪支店」のようにメモを付けて管理します。

[許可するIPアドレスを追加]の画面。最初に「現在アクセスしているIPアドレス」を追加するよう、画面に注意が出ます(画像内のIPアドレスはぼかしています)。
一部の人だけ対象外にすることもできます(除外ユーザー設定)。役員や情シスなど、外出先からの利用が必要な人を外す使い方です。IP 制限を設定したあとに除外を設定する順番になります。
自分が締め出されないように
よくある事故が、いま自分がアクセスしている IP アドレスを登録しないまま有効にしてしまうケースです。設定画面で現在のアドレスを確認し、必ず含めてください。
デバイス認証:端末で絞る
オーナーが承認した端末だけが使える状態にする機能です。2026年9月14日から提供しています。

[デバイス認証]の設定画面。「利用する」に変更して保存すると、オーナー以外の全ユーザーが、いま使っている端末のブラウザごとに申請する必要があります。
流れ
- 利用者が申請する使いたい端末から申請します。メッセージは100文字まで書けます。
- オーナーにメールが届く承認者はアカウントオーナーです。
- 管理画面のデバイス管理で承認・却下する却下するときは理由(100文字まで)を書けます。
- 承認された端末で使えるようになるあとから利用停止にすることもできます。
導入前に必ず知っておくこと
- 何をもとに認証するか:ブラウザは Cookie 単位、Drive アプリはアプリ単位です。MAC アドレスや証明書による認証ではありません
- ブラウザとアプリで別々に申請が必要です。ブラウザを変えても申請が要ります
- Cookie を消すと再申請になります。ブラウザの設定で毎回クリアする運用の会社は要注意です
- オーナーは対象外です。承認する側なので申請は不要です
- 有効にした瞬間、オーナー以外は全員が申請し直しになります。周知と承認の体制を決めてから有効にしてください
- Drive アプリはバージョン 4.25 以降が必要です
5つ目が実務では重要です。何も告知せずに有効にすると、翌朝に全員から申請が上がり、オーナーの承認作業で半日が終わります。事前に全員へ周知してから有効化する進め方をおすすめします。
組み合わせ方
- 社内のみ・例外なし → IP アドレス制限だけで足ります
- 社内+在宅(会社支給PC) → デバイス認証。在宅の回線は変わりやすく、IP 制限だけでは運用が難しくなります。IP アドレス制限と併用すると、許可した範囲(社内)は承認不要、範囲外(在宅など)だけ端末ごとの承認にできます
- 厳しくしたい → 二要素認証(法人単位で必須にできます)とあわせて使います
まとめ
- IPアドレス制限=場所で絞る。CIDR 指定・除外ユーザーあり。自分の IP の登録忘れに注意
- デバイス認証=端末で絞る。オーナーが承認。ブラウザは Cookie 単位、アプリはアプリ単位
- Cookie を消すと再申請。ブラウザとアプリは別々に申請が必要
- 有効にするとオーナー以外は全員が申請し直し。周知してから段階的に
- デバイス認証は対象プランが決まっている

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