【セキュアSAMBA活用事例16】
重要書類を、上長の承認後にだけ社外へ共有する、外部共有リンクの発行承認の使い方

こんな課題ありませんか?
「社外に出すファイルを、誰がいつ誰に共有したのか、会社として把握できていない」
「個人情報や金額が入った資料を、担当者の判断だけで社外に出してしまうのが不安」
「共有のたびに上長へメールやチャットで確認しているが、承認の記録が残らない」
外部共有リンクは便利な反面、誰でも自由に発行できると、誤送信や意図しない情報流出のリスクが残ります。
この記事では、リンクを発行する前に承認者の承認を必須にする「発行申請(承認フロー)」の使い方と、向いている場面を解説します。
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目次[非表示]
外部共有リンクとは
外部共有リンクは、ファイルやフォルダを、URLで社外の人に渡せる機能です。メールにファイルを添付する代わりに使えて、受け取る相手のアカウントは要りません。リンクには、有効期限・パスワード・ダウンロード回数・ダウンロード不可(プレビューのみ)を付けられます。
基本の使い方は、取引先への見積書の送付を、パスワード付きZIPから外部共有リンクに切り替える方法で解説しています。この記事は、そこから一歩進んだ使い方です。
共有のたびに上長へ確認する運用の、限界
取引先にファイルを渡す場面で、「社外に出す前に、上長に見てもらう」というルールを決めている会社は多くあります。ところが、メールやチャットで毎回確認する運用は、次のような理由で続きにくくなります。
- 確認が担当者任せになる。急いでいるときは、確認を飛ばして発行してしまうことがある
- 承認の記録が残らない。あとから「誰が・何を・誰に出したか」を確かめにくい
- 宛先の間違いに気づきにくい。リンクを送ったあとでは、取り消す手段が限られる
「確認してから出す」を人の注意に頼らず、仕組みで外せないようにするのが、今回紹介する発行申請(承認フロー)です。
承認されるまで、リンクが開けない仕組み
発行申請(承認フロー)は、外部共有リンクを発行する前に、管理者があらかじめ決めた承認者の承認を必須にする機能です。承認されるまでは、リンクを外部から開くことはできません。
流れは次のとおりです。
- オーナーが、承認者と対象を設定する管理画面の[設定]にある「外部共有リンク」欄の[リンクの発行申請]で、[必須にする]を選び、承認者と、申請が必要な人(対象)を設定します。
- 対象の人が、[申請]を押す対象の人がファイルの[共有]から外部共有リンクを発行しようとすると、「外部共有リンクの発行申請」画面が開き、[申請]ボタンが表示されます。
- 承認者が、[許可]か[却下]を選ぶ承認者に、メールと画面の「依頼」で連絡が届きます。内容を確かめて選びます。
- 許可されたら、申請した人がリンクを共有する許可されると、申請した人にメールで通知されます。申請した人は、依頼の詳細画面からリンクを共有します。

![対象の人がリンクを発行しようとしたときに開く「外部共有リンクの発行申請」画面([申請]ボタン)](/assets/media-usecase/17156-apply.png)
承認は、「リンクを発行できる状態になった」という意味です
承認されても、相手に自動でリンクが届くわけではありません。承認後に、申請した人が依頼の詳細画面からリンクを共有します。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 設定できる人 | オーナーだけ(管理画面の[設定]→「外部共有リンク」欄の[リンクの発行申請]) |
| 承認者 | 最大10名。そのうち1人が承認すれば、発行できる。承認の依頼がメールで届くため、メールアドレスを登録しているユーザーから選ぶ |
| 申請が必要な対象 | ユーザーとグループを合わせて、最大10件。[すべてのユーザー]の指定もできる |
| 対象に入っていない人 | これまでどおり、承認なしで発行できる |
使い始めるには、承認者が1名以上、対象が1件以上必要です。どちらかが空だと、有効にできません。
申請の状況は、「依頼」画面で確かめる
申請したあとは、画面左の[依頼]の「あなたが出した依頼」タブで、申請の状況を確かめられます。承認されるとステータスが「完了」になり、リンクが発行されます。

パスワードを付けて申請したときは、承認後にステータスが「要設定」になります。申請した人がパスワードを設定すると、リンクが発行されます。承認や却下のときは、メールでも知らせが届きます。
こんな場面で使われます
「申請が必要な人」と「承認者」の組み合わせは、会社の運用に合わせて決められます。たとえば、次のような設計が考えられます。
人事が内定者に入社書類を送る
申請対象:人事部のグループ/承認者:人事部長。
個人情報を含む書類なので、宛先や書類に間違いがないかを、上長が確認してから送れます。
店長代理がアルバイトにシフト表を配る
申請対象:シフト管理者/承認者:店長。
シフト表にはスタッフの氏名や連絡先が載っているので、店長以外が配るときは、店長の確認を挟めます。
介護施設が提携医療機関に記録を共有する
申請対象:介護スタッフのグループ/承認者:施設長、または相談員。
ケア記録や写真は個人情報なので、現場のスタッフが独断で外に出せないようにします。
知っておきたい仕様(ここでつまずきます)
- 自分の申請は、自分で承認できません。必ず別の承認者が承認します
- 申請を経て発行したリンクは、あとから変更できません。変更するときは、新しいリンクを発行し直します(通常の外部共有リンクと同じです)
- 承認者・対象者が1名だけのときは、その人を削除できません。承認フローが、知らないうちに無効になるのを防ぐためです
- 却下するときは、コメントを添えられます。コメントは、申請した人への通知に入ります。申請した人は、申請を取り下げることもできます
- パスワード付きのリンクも申請できます。パスワードは、承認されたあとに、申請した人が設定します
- 対象に入っていない人は、これまでどおり自由に発行できます。全員に適用したいときは、[すべてのユーザー]を対象に指定します
- 承認者・対象者の変更や削除は、操作履歴に記録されます
公開前に、送り先を確認できる
リンクの発行や削除は、操作履歴に残ります(詳しくは活用事例2)。一方で、メールを送ったかどうかと、送り先は残りません。
発行申請を使うと、承認者が、リンクを公開する前に、送り先を確認できます。誤送信を防ぐ手段として、とくに効果があります。
まとめ:「確認してから出す」を、仕組みにする
- 発行申請(承認フロー)は、外部共有リンクの発行に、承認者の承認を必須にする機能
- 承認されるまで、リンクは外部から開けない。承認者は最大10名、対象はユーザーとグループを合わせて最大10件
- 個人情報を扱う書類や、上長の確認が欠かせない場面に向いている
- 承認者が、リンクの公開前に送り先を確認できる
- ビジネスプラン・エンタープライズプランで使える。追加料金はかからず、14日間の無料トライアルでも試せる
まずは、個人情報や金額が入った資料を社外に出すことが多い部署(人事・経理・営業など)を1つ選んで、対象と承認者を決めてみてください。

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